入間市に狭山丘陵・狭山市に入間基地!地名があべこべな理由
よく全国ネットのテレビ等で狭山茶が紹介されると
と言うフレーズをよく耳にします。
もちろん狭山市も狭山茶の主力な生産地であるし、誇るべきものなのですが
といつも声高に主張しています。
狭山市と言えば狭山茶で有名だね、と言われることが多いですが、県外の人に入間市出身と言ったら大抵
「アウトレットがあるところですよね」
「ああ、イルマニアの!」
と反応され、「狭山茶で有名な」と言われたことはあまりありません。
実は入間市と狭山市はお茶だけでなく、多くの地名や施設等が複雑に入り組んでいるのです。
・入間基地があるところは(9割方)狭山市
・入間市には狭山丘陵があるが狭山にはない
・入間市には狭山ヶ原という地名がある
・入間市には狭山小があり、狭山市には入間小があった(今は廃校)
……などなど。
このように狭山市と入間市の地名が入り組んでいるのは理由があり、それぞれの地名の範囲が違います。
入間市の市名は入間郡から取られていて、現在の入間市を含め狭山市・所沢市・川越市など広範囲の地名です。
狭山というのは所沢と入間、東京の武蔵村山などに跨る狭山丘陵付近の地名となっています。ちなみに狭山市の範囲にはありません。
狭山茶の名前もこの狭山丘陵付近で栽培されていたため名づけられました。
先に狭山市の前身・入間川町が周辺の村と合併し市政施行するとき、特産品の狭山茶にあやかり狭山市と名付けられます。
その後に入間市の前身・武蔵町の市政施行時、既に狭山の名は使われていたので入間郡にあやかり、入間市と命名。
このようにお互い少し範囲が異なる地名を市名として名乗ったため、両市名と本来の地名が絡み合って複雑になっているわけです。
いずれにせよ入間市・狭山市ともに狭山茶の有力な生産地であることは変わりないので、細かいことを気にせず是非味わってみてください。
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